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第10日目の走行マップ

昨夜は疲れのせいか、あまりよく眠れず5時間くらいの睡眠しかとれませんでした。ホテルの部屋は駅前の広場に面しており、窓を開けると青空が広がっていて、ふと下に目をやるとFO鉄道の機関士さんと目が合ってしまいました。思わずニコッと笑うと、手を挙げて答えてくれました。山内さんと朝食。ホテルの食堂には大勢の外国人観光客が(ここでは私たちが外国人ですが)いました。多分ドイツの人達だったと思いますが、その中に一人大きなお腹をしたおじいさんがいて、大きな声で何か面白い事を言ったり、コミカルなジェスチャーをしてみせたり、言葉は分からなくても、とても面白く楽しい朝食になりました。

AM8:00過ぎにチェックアウト。山内さんがバイクを交換しないかというので、きょうは私がZX-10、山内さんがGPX-600Rに乗って走る事にします。ブリークを後にし、いざシンプロン峠へ。ZX‐10はさすがに楽です。車体は大きいのですが、ゆったりとしたそのポジションとトルクの太さでぐいぐい力強く走ってくれ、コーナーの旋回性能もかなりのレベルにチューニングされているのでしょう、まるで750ccクラスのバイクのようです。朝日の中、谷底を右手に2車線の気持ちの良い山道「E2」を少しづつ高度を上げながら走っていくと、前方に谷を渡るコンクリート製のモダンな橋が架かっていました。橋を渡ってから振り返ると、朝日に白く美しく輝いていました。日本もそうですが、スイスの橋を架ける技術はすごいなと思います。これがまた吊り橋じゃない所がすごく思わせる所なのでしょう。

シンプロン峠からブリーク方面

トロア・コルやオーバーアルプ峠とはまた違ったアプローチの仕方で、たくさんのヘアピンカーブ等はなく、ただ淡々と山道を登って行くという感じでしたが、綺麗な景色を楽しみながらのんびりとツーリングを楽しむ事が出来ました。そして、ブリークから約30分のアプローチの末、シンプロン峠の頂(2005m)に到着しました。頂には、これといったレストランやホテルなどは見当たらず(実際にはありますが…)、数件の民家のような建物とパーキングがあるだけでした。それもそのはず意外と低い標高の上、有名な山が間近に眺められるわけでもなく、私たちは写真を撮って早々とイタリア側へ出発しました。峠の南側のコーナーは、走ってきた北側よりもダイナミックに曲っています。20kmほど走るとイタリアとの国境がありました。パスポートにスタンプを押してもらいたくて、スイス側の検問所に入ってスタンプを押してと頼むと、何かパスポート番号や名前なんかをコンピューターに打込んで何か調べられました。一瞬緊張…しかし、何事もなくスタンプを貰い(当り前か…)国境を越える事が出来ました。

シンプロン峠

国境の検問所

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